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お引渡しを終えて

先月、大阪市内にて事務所棟の工事完了。
大型トラックが行き交う交差点沿いに、
木造2階建の事務所が完成。

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次は、泉南市にて歯科診療所の改修工事。
バックヤード(3.5×3.2)の動線交差を解消するための工事。
小スペースバックヤードの中で、ヒト一人が行き交うスペースを検討。
既設配管・配線が交差する中を、縫うように配管・配線を行う。
ギリギリ寸法の中、すべて製作家具を設置。
1週間という緊張感ある工期にて、何とか完成。
理事長と院長が喜んで頂き、ホッとする。

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次に、奈良県と狭山市。
市街化調整区域内という条件と、既設保育園延床2000m2程に小さな倉庫増築。
今回は、プレファブリケーション工法。
設計・申請時のタイムスケジュールと、
着工後の工事タイムスケジュールの違いに戸惑いながら完成。

全てのプロジェクトにて、
クライアント・工事関係者の方々、そして行政担当者の方々のご協力頂き完成致しました。
皆様、ありがとうございました。

今年を振り返って

今年もあと僅かとなりました。
振り返ってみると、本当にたくさんの方々にお世話になり
感謝するばかりです。
皆様、ありがとうございました。

まずは、丹治。
ピザ釜を新たに設置するため、カウンター・ピザ釜を設置。
ピザのメニューを追加し、ランチ・ディナーを充実。

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次にH市の工場新築。
小さな工場だけれども、地域の方々の為に私設防火水槽を新設。

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そして次は、K市にて小さな薬局改修。
古い木造住宅を、補強工事からスタート。

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次にO市にて、オフィス移転。
斜め壁を挿入し、連続感を演出。

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最後
にT町にて、戸建て住宅新築。
東に山々、南・西に遠景が広がるロケーション。

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くさんの方々の考えや手が入り、一つずつカタチとなりました。
本当に感謝するばかりです。
ありがとうございました。

来年も、皆様にとって良い年となりますよう願っております。
そして来年に続くプロジェクトも、どうか宜しくお願い致します。


北イタリアへの旅 Vol.2

四日目。
ヴェローナにて2泊後、朝の散歩。
円形劇場まで歩き、近くの城壁廻りを散策。
石積城壁の迫力に圧倒される。


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朝食後、ヴェローナからヴィチェンツァへ移動。
現地ガイドと合流し、スカルパの住宅へ。
まずは「ボルゴ邸」の外観のみ見学。L型になった集合住宅で、建物奥に緑豊かな公園あり。
次に「ガロ邸」。外観から分からないが、集合住宅のポーチ軒裏にスカルパの補強梁が見える。
3階程階段を登り内開きの扉を開けると、暗い室内の奥にほんのり明るいLDKが見える。
ハイサイドの窓(FIX)から降り注ぐ光のあるLDKを中心に、各室が回遊できるプラン。
扉がほとんどない。
ここでも回遊しながら、展開する空間が続く。


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次にパラディオのバシリカへ。
広場から眺め、まずは建物屋上へ。屋上から街並みを眺め、気持ちの良い風に吹かれる。
市職員の方が来られ、特別に内部大ホールを見学。とんでもない高さのホールだった。
古い建物を、外部に増築した建物により補強するという斬新な考え。

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そしてパラディオのロトンダへ。
バスから降りると、現地ガイドから小高い丘の上にある住宅街を指さし、スカルパが勤めていた事務所があり
今は住宅として使われている話を聞く。

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徒歩でロトンダへ。広大な敷地の中に、長いアプローチのある建築へ。
各方面に出入口と階段を配置し、牧師であったオーナーが芸術家・音楽家とデスカッションする場であったとの事。
ベニスや田舎の田園風景・森・教会を見ながら、どんな話をされていたのか・・・・。

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その後テアトロ・オリンピコへ向い、昼食となる。
広場で散策しているとフレンチブルドッグと遭遇し、思わずジャレテしまう。
そして飼い犬を思い出し、少しホームシックに。
昼食後、キエリカーティとテアトロ・オリンピコへ。
パラディオ73歳の時に改修した劇場のテアトロ・オリンピコでは、数分の演出を体感。
舞台には7本の通りがあり、すべて一度に見えないという構成。
一生懸命見ようとするが、確かに見えない。(笑)

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夕方メストレのホテルへ。
皆さんと一緒に、電車でヴェネツィアへ。
夕刻のヴェネツィア・・・・。
細い通りを歩き廻り楽しい一時ですが、数分で自分の居場所が分からず・・・。
その後、皆さんと夕食。
食後に皆さんとシェフで記念撮影し、とても楽しい一時。

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五日目。
朝食後、トレビゾへ向かう。
ブリオン・ヴェガへ。
徒歩で住宅街を抜け、一本の路を真直ぐ進むと見えてくる。
一般の墓地から入るエントランスがあり、そこから左右に礼拝堂とパビリオンへ。
向う道中、高田先生から独り言のような説明をお聞きし、巡りながらその言葉を実感。
公園のようなスケールで、外部に開かれた建築が点在。(礼拝堂のみ室内)
点在する建築を巡りながら、スカルパの建築で初めて風を感じる。
鳥の鳴き声を聞きながら、静かな場を体感。
内部というより外に居ながらでも、巡っているだけでまたもやレベルが変わり展開。
一方向にて進んでいると、フト左に。そしてまた進むと右へ。
礼拝堂・家族葬そしてパビリオンの廻りには、たくさんの場面が展開している。
それが室内ではなく、外部で光と風そして鳥の鳴き声を感じながら体感。
パビリオンでは、立った時と座った時とでは景色が違う。
当然とは思うけれども、巡る前と巡った後とでは気付くことが違う。
墓地という建築でありロケーションも大切だけれども、こんなにたくさんの思いがある
建築を体感できたことに感謝するしかない。
 

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バスで移動し、中世の面影が残る街「アゾロ」へ。
街のゲートを潜り、細い石畳の道と建物下のアーケードが続き、そのアーケードを抜けると広場がある。
その広場で、皆さんと昼食。
昼食後、街をブラブラしていると小高い丘の上にある塔を発見し、その丘からは山岳都市の風景を楽しむ。

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そしていよいよ、カノーバ石膏像陳列館へ。(ポッサーニョ)
エントランスのある建物を見ると、3階建。
その建物内へ入りポーチを抜けると、別棟の展示空間へ。
入る前に高田先生より、スカルパの似顔絵スケッチがどこかにあるから探してみては?
とお聞きしていたが、入ってしまうとすでに忘れてしまう。
内部の撮影は禁止だったが、入ると真正面に展示ホールがあり奥に既設の展示室が見える。
そして右を見ると、増築棟の展示空間が見える。
まずは増築棟へ。数段上り奥にはハイサイドの光溢れる展示室があり、左には伸びて行く展示室が。
ハイサイドの展示室で、暫く動けず。
伸びてゆく展示室へ向かうと、展示している像の背中が見える。その正面へ廻ると、背景に収蔵室の
スリットが目に入る。またガラスケースに入っている展示では、微妙に角度が付けられて配置され、
それを正面から見ようとすると、トップライトからの光と床レベルの段差が目に入る。
展示物を見ているだけで、その背景がどんどん変化し静かに展開してゆく。
勤務していた頃に無理を言って仕事を休み、建築家 石山修武さんが佐賀で開催されていた早稲田
バウハウス・スクールで製作した作品をコテンパンに講評されながらも、そのスクールでの建築家
古谷誠章さんの講義にて、石膏像陳列館のスライドを興奮しながら見た記憶が蘇ってしまう。
音もなく静かに、そして展示を見ながら背景がどんどん変わり発見する。
タイムマシンがあれば、本当にスカルパ本人に聞いてみたい・・・・。

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その後、メストレのホテルへ戻る。
今日も、皆さんと一緒に夕刻のヴェネツィアへ。
ゆっくりと散策し、サン・マルコ広場にてグループに分かれ夕食。
シンプルだけれど、美味しい魚料理を頂く。
帰りの電車ではメストレの一駅前で降車してしまい、皆で大笑い。

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六日目。
朝食後、ヴェネツィアへ。
乗車中に自動ドアに注意喚起するステッカーを見て、皆で話題に。
挟まれるべくして挟まれるような図で、笑ってしまう。
ヴェネツィア駅へ到着し、駅舎の屋根裏にモザイクタイル張になっているのに気付き驚く。
駅から徒歩で数分の処、サンティアゴ・カラトラバの「コスティトゥツィオーネ橋」へ。
橋裏の背骨のようなフレームと、球形のEVが対照的。


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そして徒歩で移動中、バス乗り場が気になり撮影。
その後、スカルパの
ヴェネツィア大学のゲートへ到着。
コンクリートのゲート上部にキャンチにて飛び跳ねる庇があり、
なんとそのゲートの壁には片側のみしか接続されていないという、
とんでもないデザインのゲート。


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リアルト橋そしてサン・マルコ広場を経由し、クェリー二・スタンパリア財団へ。
ブリッジを渡りエントランスホールへ入るが、そこからショップ店内を通ってビニールカーテンを潜り、
ようやくスカルパの建築へ進入するという驚きのアプローチ。
しかし中に入ると、運河からアプローチできるエントランスが目に入る。
ここでは床・壁・天井すべて、縁を切られて成立されている。
またもや床レベルが変化しながら、繋がってゆく。
そして奥には、中庭。
廻りは建物で取り囲まれているが、とても静かで落ち着いた中庭。
静かな中で、小さな水溜より水が流れている。


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静かな中庭でゆっくり寛いだ後にサン・マルコ広場へ戻り、オリベッティのショウルームへ。
中に入るとモザイクタイル床上部に、ブリッジが2本目に入る。その間を、階段で2階へ。
奥には、1・2階を繋げる小さな吹抜け。
ここでも巡りながら、繋がってゆく。
どこまでも・・・・。


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その後、サン・マルコ広場近くにて昼食。
パスタ三昧。とても美味しく頂く。

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昼食後、ペギー・グッケンハイム美術館へ。
展示空間の途中に運河を眺められる中庭があり、とてもゆっくりと鑑賞。
ジャクソンポロックの作品を前に、その圧倒的な迫力に驚く。

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その後、ヴェネツィアを散策。
休館なのは分かっているけれども、「パラッツォグラッシのテアトリーノ」へ。
スカルパへのオマージュとなる扉を拝見。
その近くをウロウロしていると、偶然スタルクがデザインしたホテルにてお茶を楽しめることに。
夕食のお店を散策していると、若者集団が楽しそうに鼻歌を歌いながら落書きを消す作業をしていた。

ヴェネツィア最後の夜を、皆さんと楽しく過ごす。
帰りの電車にて車両トイレから戻ってくると、ご一緒した6名の方々が違う車両へ移動され、
遠くから僕が戻ってくる姿を眺めていたのには笑ってしまう、とっても良い思い出になりました!


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七日目。
今日は、最終日。
朝食後、一路マルコ・ポーロ空港へ。
ミュンヘン行の便を待てども、大幅に遅れが・・・・。
取り敢えずミュンヘンへ向い、トランジットにて羽田行の便へ皆さんと猛ダッシュ!!
何とか無事に羽田行の便へ。

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今回の旅は、1週間ほどの北イタリアへの建築ツアー。
ピアノ・スカルパそしてパッラーディオを巡り、本当に充実した旅。
また次回、いつになるか?楽しみ。

北イタリアへの旅 Vol.1

3月中旬より北イタリアへ1週間ほどの旅に行き、はや2カ月。
建築家・実践女子大教授の高田典夫先生によるナビゲートにて、
ピアノ・スカルパそしてパッラーディオを巡る旅。

羽田からルフトハンザ航空にてミュンヘンを経由し、ミラノへ夜に到着。
初日は朝の散歩へ同行し、ミラノ中央駅を通り過ぎピレリー・ビルへ。
ミラノ駅の重厚さと、ピレリー・ビルの美しさに見惚れてしまう。

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その後、バスでトリノまで移動。
その移動中、途中の休憩所にて遠くの山を背景にした農家の建物が目に入りパチリ。

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リンゴット(フィアット工場再生計画)へ到着し、ショッピングモール・美術館を廻った後、
屋上のテストコースへ。屋上をぐるりと廻るコースは、圧巻。
そこに美術館とヘリポート・会議室の建物ボリュームが、宙に浮いたようにある。
建物内には屋上へ登るスロープが残っており、今にでもフィアット車がタイヤを鳴らしながら
降りてくる感じがする。またホテルもあり、ロビーから客室へは緑に囲まれたアプローチで面白い。

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次にトリノ旧市街へ。
移動途中にネルヴィのパラッツォ・ラボーロと展⽰館を、外から見学。
構造材の美しさに、惚れ惚れする。(パラッツォ・ラボーロは使われていない様子)

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トリノ旧市街のカステッロ広場へ到着。
ポー通りのアーケードを潜りながら、ガレリア・スパルピナへ。
劇場の舞台に入ったような感覚。屋内なのか、屋外なのか?
空からの柔らかい光と重厚な建物とが、その中でマッチングされており、
静かで落ち着いた空間だった。
そしてモーレ・アントネッリアーナへ。展望台へ登る予定が、休館日らしく残念。

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旧市街を散策後、本日のホテルへ。

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二日目。
ホテル周辺にて、朝の散歩。
近くのビストロの裸電球を美しく思い、人の少ない広場の静かさを感じる。

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朝食後、ジェノヴァへ。
レンゾ・ピアノ財団へ到着し、責任者の方からモックアップ・最新プロジェクトと今までのプロジェクトを
一つ一つ丁寧に解説頂く。「ハンド オン」という考え方やキンベル美術館の増築プロジェクトのコンセプト
をお聞きし、とてもエキサイティングな時間を過ごさせて頂きました。
モックアップでは、憧れのメニル・コレクションのルーフエレメントを見て、思わず触ってしまう。
各プロジェクトのアーカイブでは、学生時代に眺めていたa+uに掲載されていた図面・模型・スケッチ展示
があり、いつまでも眺めていたい気持ちでした。

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その後、ジェノヴァ旧港再開発へ。
青い空と海、平日であるにも関わらず休日のような空気感。
高田先生からお聞きしたフランコ・アルビニの地下にあるミュージアムを探して街を散策するも、
レセプションにて尋ねると次の集合時間にオープンすることが分かり・・・。残念。
でも皆さんと一緒に、その後も街中を楽しく散策。
そしてヴェローナへ。

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辺りが暗くなり、ヴェローナへ到着。
皆さんと一緒に円形劇場へ向い、楽しい夕食を頂く。

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三日目。
朝の散歩は、円形劇場・エルベ広場とシニョーリ広場へ。
人は少なかったけれども、賑やかな広場と静かな広場がすぐ近くにある。

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ホテルから徒歩で、いよいよスカルパの建築へ。
人民銀行へ到着し外観のみの見学と思っていると、何とドンドン奥へ案内される。
日常業務の中を何の疑いもなく、ドンドン奥へ。最初は少し戸惑いましたが、外からでは想像もつかない空間が、
内部では展開されており、歩いているとソコココとあらゆるところに・・・・。
気持ちが昂るのを抑えきれず、写真を撮るもズレズレ。
床のレベルも、どれ程の床があるのだろうか?そしてそれが繋がり、ある場所でズレが生じて新たな発見がある。
そんなことを繰り返し、これでもかと言わんばかりに延々と。
今まで、感じたことのない衝撃を受けました。
アッという間の午前中。外へ出ると、何か映画を観た後のような気持に。
その足で円形劇場へ。階段を昇りつめ気持ちの良い風に吹かれるが、放心状態・・・・。

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昼食後、次はカステルヴェッキオへ。
まずはエントランス前にて、高田先生ご夫婦と記念撮影を。
エントランスから続く1階の展示空間へ。ココでも延々と続く展開が・・・。
展示を見ていると次の展示空間が目に入り、光の入り方も変わっていく。
ココは本当に改修した建物?
1階の展示空間から外へ出て、別棟の展示空間へ。
2階へ昇ると違う空気感の展示空間へ。そしてまた渡り廊下の展示空間を経て、
先程のエントランスから続く展示空間の2階へ。
途中デジカメ容量が一杯となり、バッテリーもアウト!!
写真撮るのを止め、グルグルと行ったり来たりを繰り返す。
見れば見るほど、あらゆるところに繋がり続いていく。
頭の整理ができないので、一度外へ出てホテルに戻り再度向かう。
時刻は夕方。
先程とは、また違う。同じように、1階から別棟そして2階へ。
やはり続いていく。そのことだけで頭が一杯になる・・・・。
ホテルに戻る途中、Tさん・Sさんとご一緒に人民銀行へ。
その途中、憧れの車と出会う。
夕食後、川を渡ってカステルヴェッキオを眺める。
今日の一日は、スカルパで始まりスカルパで終わるとても贅沢な一日。

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アルヴァ・アアルト展

先月、東京ステーションギャラリーにて開催されていたアルヴァ・アアルト展へ。
「もうひとつの自然」という国際巡回展で、日本では20年ぶりとなる個展だったようです。
ドローイング・模型・家具・照明などの展示がたくさんあり、見応えが充分過ぎるほど。
住宅から公共建築の断面スケッチを見ていると、緩やかな曲線がとても印象的で、
写真で見るとその曲線と光が相まって、とても柔らかい空気感が漂っていました。
しかし中には激しい曲線もあり驚きましたが、展覧会の途中にアアルトと同世代
である日本の建築家とイメージが重なることがあり、また驚きました。
家具とガラス器の製作プロセスが映像で流され、とても興味深いシーンも拝見できます。
充分に余裕を持って、行かれることをお勧めします。
4/14(日)まで開催されています。

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丹治(Tan Ji)が登録有形文化財に登録

平成30年11月2日付にて、丹治が登録有形文化財に登録されました。

今後も文化を生かすケンチクとして、生き続けることを切望致します。
今月、登録証及び登録プレートを授与されました。
クライアントをはじめ、関係者の方々に感謝致します。

ありがとうございました。

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五条西洞院プロジェクト 完了検査終了

今年6月から着工した五条西洞院プロジェクトが、先日各行政の完了検査を無事に終了。
築75年を経過している京町長屋が、宿泊施設として生まれ変わります。
来月の12月末に、宿泊施設としてオープン予定。
いよいよ完成致します。

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六甲 ミーツ アート 2018

先日、六甲山へ。
山を車で登り、ワンコと一緒に散策。
場所は、六甲ミーツアート会場。
植物園から散策をスタート。
まずは気温の差に驚き。
久しぶりの深呼吸、やっぱり必要ですね。
11月25日まで開催されています。
深呼吸されたい方は、ぜひ!!
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神戸市での現地調査

先日、神戸市の広大な公園が近くにある住宅街にて調査。
ポーチを潜りエントランスに入ると、トアルプレートが目に入る。
「大正13年竣工」築94年となる建物。
すべて洋でなく所々に和のテイストがあり、今まで手を入れられてきた
痕跡が見て取れました。
これからもご家族と一緒に、ずっと共に過ごせるよう、
どのようにメンテナンスを行っていくのか?
検討することがたくさんありますが、
ご家族の思いで今後の方向性が決まることとなりそうです。
フト思い返してみると、奈良県で築80年を越える木造住宅の
全面改修から始まり、築100年を越える煉瓦建物プロジェクト、
そして今は京都で築75年を越える京町屋プロジェクトへと続き、
先日築94年となる建物の調査へと。
自分の年齢を超える建物に取り囲まれ、各々の持っている建物の
空気感の良さに感嘆ばかりしております。

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京都市下京区 京町屋改修プロジェクトいよいよ終盤へ

今年6月から始まった京町屋改修プロジェクトが、いよいよ10月末竣工を目指し
仕上工事へと移行しています。
撤去からスタートし、剥がしてみて判明した問題をどう考えていくか?
行ったり来たりとしましたが、工事関係者の方々と一緒に進めて行くことができ、
何とか下地工事が完了しました。
補強工事も含めて新たな素材を設置するにしても、気が遠くなるぐらいたくさんある
古材・古建具・欄間そして照明器具と、一つ一つ大切に吟味しました。
閉鎖登記簿から判明した、昭和18年には存在していた建築。
すでに75年も、経過しています。
今月末、いよいよ仕上がってきます。
楽しみです。

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